こんにちは、アバー・インフォメーションの臼井です。
Zoomでお客さんにプレゼンをしたり、オンラインセミナーで発表を行う時に、ただ資料を共有して説明を行うのではなく、対面で発表や提案を行う時のように、身振り手振りを交えながらプレゼンをしたい方もいるのではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいZoomの機能が、パワーポイントのスライドをバーチャル背景として共有できる機能です。この機能を使えば、スライド上に発表者の姿をワイプ表示させることができるので、Web会議でも身振り手振りを交えた、臨場感のある発表を行うことができます。
Zoomの画面共有で発表者をワイプ表示する方法
Microsoft Teamsに、共有画面に発表者の映像をワイプ表示させる「発表者モード」という機能がありますが、Zoomでもバージョン5.2以降から、パワーポイントのスライドをバーチャル背景として共有し、発表者のワイプ表示ができるようになりました。
この機能を使えば、資料内容だけでなく発表者の姿も見てもらうことができるので、対面会議の時のように身振り手振りを交えた発表や説明を行うことができます。
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パワーポイントをバーチャル背景として共有する
Zoomのバージョン5.2から、画面共有機能に追加された「バーチャル背景としてのパワーポイント」機能を使用すると、上の画像のようにパワーポイント上に発表者の映像を合成させた「ワイプ表示」を行うことができます。
それでは早速、画面共有でワイプ表示を行う方法を見ていきましょう。
Zoomの①「画面の共有」アイコンをクリックし、「共有するウィンドウまたはアプリケーションの選択」画面が表示されたら、②「詳細」を選択します。
そして、③の「バーチャル背景としてのPowerPoint」を選択した後、④「共有」をクリックします。
続いて、共有したいパワーポイントの保存場所に入り、ファイルを開きます。
パワーポイントの共有が始まると、上図のようにスライド上に発表者の映像が合成・表示されます。
スライドを前のページに戻したり、次のページに進める場合は、①の「<」「>」アイコンで行うことができます。
ワイプ表示の拡大・縮小や位置の調整も可能
ワイプ表示のサイズを調整したい場合は、ワイプ映像の上にマウスを持っていくと、ワイプの外枠が表示されるので、この外枠をマウスで引っ張ったり、縮めたりしてお好きなサイズに調整すればOKです。
また、ワイプの表示位置を変更したい場合は、ワイプ映像をドラッグ&ドロップで移動させることができるので、パワーポイントの内容に合わせて簡単にワイプの表示位置を調整することができます。
ワイプ表示を停止する方法
ワイプ表示を停止し、パワーポイントのスライドだけの表示へと変更したい場合は、①の「・・・」アイコンをクリックし、表示された②「ビデオをPowerPointから切り離す」を選択すれば、スライドのみの表示へと変更することができます。
画面共有でワイプ表示する際の注意点
Zoomの画面共有でワイプ表示をする際には、以下の点に注意しましょう。
①画面共有でワイプ表示をする場合は、カメラを必ずオンにしましょう。カメラをオフの状態でワイプ表示の機能を使用した場合、ワイプ映像は表示されず、パワーポイントの映像のみが表示されます。
②ワイプ表示ができるのは、画面共有の「バーチャル背景としてのPowerPoint」の設定を使用して、パワーポイントを共有した時のみです。また、画面共有でワイプ表示ができるのはパワーポイントの共有時のみで、PDFファイルなどパワーポイント以外のファイル共有でワイプ表示はできません。(2021年12月現在)
③画面共有でのワイプ表示は、Zoomのバージョン5.2から搭載された機能のため、それ以前のバージョンでは使用できません。画面共有でワイプ表示ができない時は、お使いのZoomのバージョンが最新になっているか確認してみましょう。
④画面共有でのワイプ表示は、デスクトップ版のZoomアプリでのみ使用可能です。スマホ版やブラウザ版Zoomでは使用できません。
Web会議だけでなく、オンラインセミナーやオンライン研修など、さまざまな場面でZoomが活用されています。今回紹介した機能を、Web会議やオンラインセミナーなどで活用することで、より臨場感のある発表ができるようになると思いますので、いつもとは一味違ったプレゼンにチャンレジしてみたい方は、ぜひ活用してみてください。
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アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当
台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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