こんにちは、アバーインフォメーションの臼井です。
いつも使っているWebカメラが、これからWeb会議というタイミングで壊れてしまった、あるいは自宅から急遽Web会議に参加することになったが、自宅のPCにはWebカメラが付いてない時など、とりあえずスマホから参加して、急場を凌ぐのもありですが、画面共有する機会も多いWeb会議の場合、小さい画面のスマホよりも、PCから参加した方が会議がしやすいですよね。
そんな時に、スマホをPCに接続してWebカメラ化できたら、便利だと思いませんか?
そこで、今回はスマホをPCに接続して、外付けのWebカメラとして使うようにできるアプリ「iVCam」の使い方を、紹介いたします。
スマホをWebカメラ化してくれるアプリ「iVCam」
スマホをWebカメラとして使用できるようにする、スマホアプリは色々とありますが、私がいくつか試用した中で、最も使いやすいと感じたのが、今回紹介する「iVCam」です。
海外製のアプリで、公式サイトは日本語対応していないですが、アプリ自体は日本語表示にも対応しているので、安心して使うことができます。
AndroidとiOSの両方に対応しており、無料版の場合、映像に「iVCam」というロゴが表示されるほか、一部の機能に制限がかかりますが、無料版でも十分使えるアプリです。
【超簡単!】「iVCam」の使い方
「iVCam」を使うためには、スマホとパソコンの両方にアプリケーションをインストールする必要があり、スマホアプリに関してはAndroidとiOSの両方に対応していますが、パソコンに関してはWindowsのみ対応となっています。
「iVCam」アプリの詳しい動作環境については以下の通りです。
アプリ「iVCam」動作環境
【Android版アプリ】
Android 4.4以上
【iOS版アプリ】
iOS 9.0以上
【Windowsアプリ】
Windows 7/8/10
まずは「iVCam」をインストール
それでは、「iVCam」アプリをスマホとパソコンの両方に、以下の導入手順を参考にインストールしていきましょう。
まずは、Windows PCへインストール
まずは、公式サイトにアクセスし、「Download for Windows」というアイコンをクリックして、アプリケーションをダウンロードし、Windows PCにインストールを行いましょう。
アプリのインストールは、すべて日本語でインストールウィザードが表示されるので、表示内容に従って進めるだけでOKです。
アプリのインストールが完了後、デスクトップに「iVCam接続を待っています」というメッセージが表示されれば、PC側のインストールは完了です。
次にスマホへインストール
続いて、以下から「iVCam」のスマホアプリをダウンロードします。
Android版「iVCam」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.e2esoft.ivcam
iOS版「iVCam」
https://apps.apple.com/jp/app/id1164464478
アプリストアからインストールを行えば、スマホ側の準備も完了です。
スマホとパソコンを接続する
パソコン、スマホへのアプリのインストールが完了したら、スマホとパソコンを接続します。
接続方法はUSBケーブル接続と、WiFiによる無線接続の2種類があります。
WiFiで接続する場合
まず、Windows PCにインストールした「iVCam」を起動します。起動するとデスクトップに「iVCam接続を待っています」というメッセージ画面が表示されます。
次に、スマホ側の「iVCam」を起動します。初回起動時には、スマホのカメラやマイクへのアクセス許可を求めるメッセージが表示されるので、「許可」をクリックします。
アプリがスタートすると、アプリをインストールしたPCが認識され、「iVCamが見つかりました」と表示されたら、画面下部の再生ボタンをタップします。
スマホとWindows PCがWiFi接続されると、スマホのカメラで撮影している映像がPC側にも表示されます。
パソコン画面の左下には、現在の接続方法と、接続している端末名が表示されます。
USB接続する場合
Windows PCの「iVCam」を起動し、接続スタンバイ状態にします。
スマホをUSBケーブルでPCに接続し、「iVCam」をアプリを起動すると、自動的にアプリのメイン画面が表示され、スマホカメラの映像が映し出されます。
もし、メイン画面が自動的に表示されない場合は、上図の画面下にある再生ボタンをタップすれば、メイン画面が表示されます。
パソコン画面の左下に表示される接続方法が「USB」となっていれば、USB接続完了です。
USB接続する際の注意点①
お使いのスマホがWiFi回線に接続している状態で、パソコンとUSB接続をした場合、自動的にPCとWiFiで接続されてしまうため、USB接続をしたい場合は、スマホのWiFi接続をオフにしましょう。
USB接続する際の注意点②
AndroidスマホとPCをUSB接続した際に、PC側がスマホをうまく認識しない場合は、お持ちのスマホの「端末設定」の「開発者向けオプション」で「USBデバック」を有効にしてください。
「iVCam」で使える機能は?
「iVCam」使用時に、照明を使用した場合は、スマホ画面上部に表示される①「照明」アイコンをタップすると、スマホライトがオンになります。
②のアイコンは「美白」機能、③のアイコンは映像の「反転」機能、④のアイコンはスマホのインカメラとアウトカメラの切り替え機能となっています。
上記の機能は、Windows PC側のアプリ設定画面でも設定・操作が可能です。
仕事でWeb会議をする際は、やはり専用のWebカメラを使用するのがベストですが、プライベートでZoom会議をする時や、普段使用しているWebカメラが故障してしまった時など、今回ご紹介した「iVCam」アプリをスマホとPCにインストールしておき、スマホをWebカメラ化して使う方法を覚えておくと、非常に便利ですし、使わなくなった古いスマホの再利用の方法としてもピッタリですので、皆さんも「iVCam」を一度試してみてください。
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アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当
台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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