こんにちは、アバー・インフォメーションの臼井です。
Web会議やウェビナーを行う際、参加者の皆さんに資料共有して説明をしたり、提案内容をプレゼンしたりするのに「画面共有」機能はもはや無くてはならない機能の1つと言っても過言ではありませんよね。
今回紹介するMicrosoft Teamsの「発表者モード」という機能は、「画面共有」機能を使った説明やプレゼンを行う際に役立つ機能で、この機能を使用すれば共有した資料映像の上に発表者の映像が合成・表示され、まるでニュース番組でニュースを伝えるキャスターのような映像で、資料の説明やプレゼンができるようになるので、感情のこもった表情やジェスチャーを交えた、臨場感のあるプレゼンを行うことができます。
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Teamsの「発表者モード」とは?
Teamsの画面共有機能に備わっている「発表者モード」は、画面共有をする際に相手に共有したい資料やページの映像だけでなく、発表者を映すカメラの映像も合わせて表示させることができる機能です。
この機能を使用すると、ニュース番組のニュースキャスターのような見た目の映像で、画面共有を行うことができます。
上の画像は、発表者モードを使用してPDFファイルを画面共有した様子を撮したものです。
このように画面共有したパワーポイントやPDFファイルなどの上に、発表者自身の映像が合成されて表示されるので、発表者の表情や身振り手振りを交えて、臨場感のあるプレゼンをしたい時などに役立ちます。
使用できる3つのモードとその違い
Teamsの発表者モードには、「スタンドアウト」「横並び」「報告者」という3つのモードがあり、それぞれ映像の表示のされ方に違いがあるので、用途に合わせて適したモードを選ぶと良いでしょう。
1.「スタンドアウト」モード
画面共有する際に「スタンドアウト」モードを選択すると、共有した資料に重なる形で発表者の姿を切り抜いた映像が合成・表示されます。
2.「横並び」モード
2つ目のモード「横並び」を選択すると、上図のように共有した資料の映像と並んで、発表者自身のカメラ映像が表示されます。
このモードは、「スタンドアウトモード」とは異なり、共有した画面の隣に発表者のカメラ映像がそのまま表示されるだけなので、発表者の背後の様子がそのまま映り込んでしまいます。このモードを使用する時は、自身の背後の様子が映り込まないよう、あらかじめバーチャル背景を設定しておくと良いでしょう。
3.「報告者」モード
3つ目のモード「報告者」を選択すると、ニュース番組のキャスターのような形で共有した資料と発表者の姿を切り抜いた映像が合成されて表示されます。
3つのモードの中でも「スタンドアウト」モードは、共有画面の映像が最も大きく表示されるので、プレゼン資料などを手で指し示しながら説明したい時などに適したモードと言えます。
それに比べて、「横並び」や「報告者」モードは、共有画面の映像が「スタンドアウト」モードよりも小さめに表示されるため、文字の多いプレゼン資料などではなく、画像や映像などを共有して説明を行う際に適しているかもしれません。
それぞれのモードを色々と試してみながら、自分のプレゼンスタイルにあったモードをぜひ、選んでみてください。
発表者モードの使い方
それでは早速「発表者モード」の使い方を見ていきましょう。
まずはTeamsのWeb会議画面の右上にある①「コンテンツの共有」のアイコンをクリックします。共有するコンテンツの選択画面が表示されたらまず、②「発表者モード」の選択項目の中から使用したいモードを選択します。
発表者モードの選択項目には4つのアイコンが並んでいますが、発表者モードを使用しないで通常の画面共有を行いたい場合は、①のアイコンを選択します。
その他については、②のアイコンが「スタンドアウト」モード、③のアイコンが「横並び」モード、④のアイコンが「報告者」モードとなります。
①で使用したいモードを選択した上で、②で共有するコンテンツを選択すると、発表者モードを使った画面共有が開始されます。
画面共有の開始後に、発表者モードを別のモードに変更したい場合は、共有画面の上部にマウスカーソルを持っていくと、上図のようにメニューバーが表示され、発表者モードの変更・切り替えを行うことができます。
発表者モードを使う時の注意点
共有した資料の映像と発表者自身のカメラ映像を簡単に合成して表示することができるので、とても便利な発表者モードですが、使うにあたっては以下の点に注意しておきましょう。
・発表者モードを使用して画面共有を行った場合でも、録画データには通常の画面共有の表示で記録される。
・スマホやブラウザ版のTeamsで発表者モードを使用することはできない。
・スマホやブラウザ版のTeamsからの参加者には、発表者モードを使用した画面共有でも、通常の画面共有として表示される。
・発表者モードを使用する場合は、カメラを必ずオンにする必要がある。
・共有画面上に表示される発表者自身の映像は、位置の変更・調整はできない。
通常の画面共有とは異なり、「発表者モード」を使うと発表者自身の姿を共有画面に簡単に合成して表示することができ、単調になりがちな資料説明も、対面で行う発表の時のように身振り手振りを交えることで、臨場感を持たせて行うことができます。みなさんも、Web会議でプレゼンをする時などにぜひ、発表者モードを活用してみてください。
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アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当
台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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