こんにちは、アバーインフォメーションの臼井です。
在宅で仕事をする機会も増え、Web会議でコミュニケーションすることが、すっかり当たり前となってきました。
Web会議の普及により、在宅勤務がしやすくなったり、移動時間やコストの削減が図れるなど、さまざまなメリットがある一方で、同僚に仕事の相談をしたり、雑談したりといった、気軽に誰かと話せる機会が減ったと、感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に紹介したいのが、同僚と雑談する感覚で気軽に使える、常時接続型のWeb会議ツール「Remotehour」です。他のWeb会議ツールとは少し使い方が異なるツールですが、さまざまな場面での活用が期待できるWeb会議ツールです。
そこで今回は、Web会議ツール「Remotehour」の使い方を、紹介いたします。
常時接続型のWeb会議ツール「Remotehour」とは?
Remotehourは、在宅勤務やテレワークであっても会社のオフィスにいるかのように、気軽に話しができるWeb会議ツールです。無料プランとプレミアムプラン(有料プラン)が用意されており、無料プランでは利用できる機能に制限がありますが、「画面共有」や「チャット」などの機能は無料プランでも利用できます。
Remotehourでは、アカウントを開設すると自分専用の、固有のルームURLが発行され、ルームのホストと会話がしたいユーザーは、ホストがオンラインの時にルームURLにアクセスすれば、基本的にはいつでも気軽に会話ができるというのが、従来のWeb会議ツールとは少々異なる点です。
常時接続なので、話したい時に話しかけられるのが特徴
大学時代、教員に学生が質問や相談ができるよう、「オフィスアワー」という教員が必ず研究室に滞在している時間帯が決められていましたが、Remotehourは、ホストがオンラインの時間帯であれば、ホストのルームにいつでもアクセスして、会話することができるため、いわば「オンライン版オフィスアワー」のようなイメージで、使用できるWeb会議ツールです。
従来のWeb会議ツールのように、事前に相手と予定調整をする必要がなく、話しがしたい時に、ルームURLにアクセスすれば、すぐに話しかけることができるので、オフィスで同僚にちょっと話しかけたりする感覚で、コミュニケーションを図ることができます。
Remotehourは「1対1のコミュニケーション」に特化したWeb会議ツール
Remotehourは常時接続の他に、「1対1のコミュニケーション」に特化しているという特徴があります。アカウントを開設すると、オンライン上に自分の部屋が作られ、その部屋を訪れたユーザーと1対1で会話を行い、2人以上のグループミーティングは不可というのが、他のWeb会議ツールとは大きく異る点です。
ミーティング時間は、標準「5分」に設定されており、必要に応じて延長可
Remotehourでは、会議の制限時間が標準で「5分」に設定されており、会議画面には残り時間を示す、カウントダウンタイマーが表示されます。
会議時間が5分では足りない場合は、時間の追加ボタンから5分単位で、時間を延長することができます。
一見、制限時間が短すぎると感じるかもしれないですが、逆に制限時間を意識して会話をするようになるため、効率をより意識して会議を行うのに役立ちます。
招待されたユーザーは、アカウント登録・アプリインストール不要
Remotehourは、Web上に作られた「部屋」で会話を行います。Remotehourの部屋を開設するには、アカウント登録が必要となりますが、Web会議はブラウザ上で行うため、アプリのインストールは必要ありません。
また、アカウントを開設したホストから、Web会議へと招待されたユーザーに関しては、アカウント登録も不要で、ホストから届いた招待URLをクリックするだけで、ホストとWeb会議を行うことができます。
簡単に使える!Remotehourの使い方
Remotehourを利用する場合、招待を受けたゲストユーザーはアカウント登録は必要ありませんが、自身がホストとして相手をWeb会議に招待したい場合は、アカウント登録が必要となります。以下で紹介する手順を参考に、アカウント登録を行いましょう。
Remotehour公式サイトでアカウント登録を行う
まずは、Remotehourの公式サイトでアカウント登録を行いましょう。
公式サイトのトップページの右上にある①「サインアップ」をクリックし、アカウント登録ページへと入ります。
アカウント登録は、メールアドレスの他に、Googleアカウント、Facebookアカウントでも行うことができますので、お好きな方法を選択してください。
続いて、自分のプロフィールを設定します。①アカウント名と、②Web会議で使用する自身のアカウントURL(ルームURL)を設定したら、「保存して続ける」をクリックしてください。
あとは、通知の受け取りのリクエスト許可の設定など、画面の説明に従って進めていきましょう。
アカウント登録に必要な情報入力や設定を終えると、上図のようにRemotehourの管理・設定を行うダッシュボード画面が表示されます。
画面左上に①「You’re online」というボタンがありますが、こちらをオンラインに設定することで、他のユーザーが②アカウントURLにアクセスして、あなたとWeb会議を行えるようになります。
Remotehourは「常時接続型」のWeb会議ツールのため、ダッシュボードでアカウントURLをオンライン状態にすると、他のユーザーはあなたのアカウントURLに常にアクセスできる状態となります。
休日や、一時的に席を外す時などはアカウントURLを「オフライン」に設定すると、オフライン時にあなたのアカウントURLにアクセスしたユーザーに、上図のように「不在」であることを伝えることができますので、忘れずに設定を変更するようにしましょう。
ゲストユーザーを招待してWeb会議をする方法
ゲストを招待してWeb会議を行う場合は、Remotehourのダッシュボードの①「招待」をクリックすると、招待メールの送信画面が表示されます。
②「招待を送る」の欄に、招待したいユーザーのメールアドレスを入力して送信すれば、招待は完了です。
自身のルームへの招待は、招待メールを送信する他に、Remotehourのダッシュボードのホーム画面上部に表示されている、自身のアカウントURL(ルームURL)を招待したい相手に、メールやチャットで直接伝える方法でも、招待することができます。
アカウントURLを招待したい相手に直接教えて招待する方法と、招待メールを送る方法で、どのような違いがあるのかについては、次の項目で紹介します。
招待を受けたユーザーがWeb会議に参加する方法
ホストから招待を受けたユーザーには、上図のような招待メールが届きます。招待メールを受け取ったら、まずは「Confirm invitation」のアイコンをクリックします。
続いて、「Visit ◯◯◯’s room」のアイコンをクリックします。
①Remotehourの会議画面で表示する名前の入力欄と、②ホストへのメッセージ欄が表示されるので、それぞれ入力した上で、「続ける」のアイコンをクリックします。
最後に、Webカメラやマイクのセットアップを行います。セットアップが終わったら「◯◯の部屋をノック」をクリックして、ルームに入ります。
上図の会議画面が表示されたら、ルームへの入室は完了し、相手との会話が可能となります。
ゲストがルームURLをクリックしてホストのルームを訪れた時に、ホストが先客とWeb会議中の場合は、上図の画面が表示されます。
先客のWeb会議が終わり次第、ホストとWeb会議を行いたい場合は、①「◯◯◯の列に並ぶ」をクリックしてください。
すると、上図の待機画面が表示され、現在ホストとのWeb会議を待っている待機者の人数が表示されます。
先客のWeb会議が終了し、自分の順番が回ってきたら、自動的にルームに入室し、ホストとのWeb会議を始めることができます。
招待メールによる招待と、アカウントURLを直接共有する違いは何?
上でも述べた通り、ゲストユーザーの招待は、ダッシュボードから招待メールを送る方法と、アカウントURLをチャットやメールなどで直接送る方法の2通りで招待することができます。
この2つの招待方法の違いは、Remotehourのダッシュボードから招待メールを送信して、ゲストユーザーを招待した場合、Remotehourのダッシュボードの招待リストに、招待したユーザーのメールアドレスが登録され、ホストのRemotehourがオンラインになった際に、自動メールでホストがオンラインになったことを伝える、メール通知が届くようになります。
一方、アカウントURLをチャットなどで相手に直接伝えた場合は、ホストがオンラインになった事を伝える、メール通知は届きません。
Remotehourで使える機能
Remotehourは、他のWeb会議ツールのように多機能ではないですが、「画面共有」や「チャット」といった、Web会議で利用頻度の高い機能が搭載されています。
画面共有機能の使い方
画面共有を行う場合は、画面下部にあるツールバーの①「画面共有」をクリックすると、画面共有の選択画面が表示され、PCのデスクトップ画面全体の共有、起動しているアプリ画面の共有、そしてブラウザのタブ画面の共有の中から、共有対象を選択することができます。
ミーティング時間の追加方法
Remotehourでは会議時間が標準で「5分」に設定されており、会議時間を延長したい場合は、「5分」単位で時間を追加することができます。
時間を追加したい場合は、ツールバーの①「5分追加」をクリックすると、画面上部に表示されている②カウントダウンタイマーに時間が追加されます。
Remotehourには無料プランとプレミアムプラン(有料プラン)の2つが用意されていますが、無料プランの場合は最大20分まで会議時間を延長することができます。(※2021年3月現在)
チャット機能とメモ機能の使い方
①チャット機能や、②メモ機能も備わっており、ツールバーのアイコン(①、②)をクリックすると、チャットメッセージやメモの入力画面が立ち上がります。
②メモ機能については、書き込んだメモ内容は相手には共有されないため、相手に共有したい内容は、チャット機能を使用しましょう。
Remotehourはこんな使い方もできる
Remotehourは、ルームをWebサイトに埋め込み・設置することもできるため、たとえば自社のWebサイトに埋め込んで、オンラインカスタマーサポートとして活用したりすることもできます。
また、オンライン決裁サービスの「Stripe」と連携することができるため、有料カウンセリングといったサービスにも、活用することができます。
他のWeb会議ツールとは、少し異なる特徴を持つRemotehourですが、誰かと話がしたい時に、ふらっと部屋を訪れて会話するような感覚で使用できるので、より気軽にWeb会議でコミュニケーションを取りたい方には、おすすめのツールです。
使い方次第では、さまざまなシーンで活用できると思うので、ぜひ皆さんも活用してみてください。
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アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当
台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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