知っておくと便利!Zoomミーティングにブラウザから参加する方法

知っておくと便利!Zoomミーティングにブラウザから参加する方法

どうもこんにちは、アバーインフォメーションの臼井です。
Web会議ツールの「Zoom」は、会議に招待された参加者は、アカウント登録をしなくても使用できる(会議を主催する場合は、アカウント登録は必須)ことは、使ったことがある方ならご存知だと思います。

ただ、意外と知られていないのが、Zoomって実はアプリをインストールしなくても、招待された会議にブラウザから参加できるということ。皆さん、ご存知でしたか?
これからZoomで会議する予定なのに、アプリに問題が生じて起動できない!なんて時に、会議にブラウザから参加する方法を知っておくと、便利ですし慌てる必要もなくなります。
そこで今回は、Zoomの会議にブラウザから参加する方法を、紹介いたします。

アプリを使わなくても、ブラウザから会議に参加できる

Zoom会議はブラウザから参加可能

アプリをインストールしなくても、ブラウザからZoomの会議に参加できると聞いて、「だったらアプリをインストールする必要性って何?」と思われる方も、きっといるでしょう。

Zoomのアプリと、ブラウザ版の詳しい違いについては、後述しますが、アプリは、Zoomで会議を行うために通信や操作が最適化されており、ブラウザ版よりも動作・表示速度、セキュリティ面など、ツールとしての安定性が高いです。
そういうわけで、ブラウザから会議に参加する方法というのは、例えば「会社の規定でソフトウェアをPCにインストールできない」や、「Zoomアプリが起動できなくなってしまった」時など、あくまで「応急処置」的に利用すべきで、アプリを問題なく使用できるのであれば、アプリを使った方が良いでしょう。

Zoomの会議に、ブラウザから参加する方法

Zoom会議にブラウザから参加

ホストから招待を受けた参加者が、ブラウザから会議に参加する場合、ホスト側のZoomの設定内容によって、参加者がブラウザから会議に参加する時の手順が、少し異なります。

1.ホストが「ブラウザから参加するリンクを表示する」設定をオンにしている場合

ホスト側の設定01

ホスト側がZoomサイトの設定ページで「ブラウザから参加するリンクを表示する」(初期設定はオフ)が「オン」に設定してある場合、参加者がミーティングURLをクリックした時に、以下の画面が表示されます。

ブラウザから起動01

「ブラウザから起動してください」のテキストリンクをクリックします。

ブラウザから起動02

「Join a Meeting」というページが表示されるので、ご自身の名前を入力し、「参加」をクリックします。

ブラウザから起動03

ブラウザ版のZoom画面が表示され、ミーティングルームへの入室は完了です。

2.ホストが「ブラウザから参加するリンクを表示する」設定をオフにしている場合

ミーティングを起動をクリック

ホストが「ブラウザから参加するリンクを表示する」設定をオフにしている場合、参加者がミーティングURLをクリックすると、上図のページが表示されるので、赤枠部分の「ミーティングを起動」というテキストリンクを、まずクリックします。

ブラウザから参加する

「ミーティングを起動」というテキストリンクをクリックすると、「ブラウザから起動してください」のテキストリンクが表示されるので、クリックします。
これ以降の手順は、「1.ホストがブラウザから参加するリンクを表示する設定をオンにしている場合」と同じ流れになります。

名前を入力して参加

「Join a Meeting」というページが表示されたら、ご自身の名前を入力し、「参加」をクリック。

ブラウザ版Zoomの画面

ブラウザ版のZoomが表示され、ミーティングルームへの入室は完了です。

3.ホストが、ブラウザからの参加を「アカウント登録済」ユーザーに限定している場合

Zoom設定画面

ホストがZoomサイトの設定ページで、ブラウザからの参加を、アカウント登録済ユーザーのみに制限する、「Only authenticated users can join meetings from Web client」の項目を「オン」に設定していた場合(初期設定ではオフ)、ブラウザから会議参加する際の手順が、少し異なります。

Zoomへのサイン画面

ミーティングURLをクリック後に表示されるページで、「ブラウザから起動してください」のテキストリンクをクリックすると、上図のように「Zoomへのサインイン」ページが表示され、参加者にサインインが求められます。

名前を入力

その後の流れは、他の時と同じく、名前を入力して「参加」をクリック。

ブラウザ版Zoom画面が表示され、入室完了となります。

Zoomアプリと、ブラウザ版の違い

Zoomアプリとブラウザ版の違い

ブラウザからZoom会議する方法について見てきましたが、ここでZoomアプリとブラウザ版では、具体的にどのような違いがあるのかについて、説明いたします。

ブラウザの種類によって、使える機能に制限がある

アプリでは使用できる機能が、ブラウザ版Zoomの場合、ブラウザの種類によって以下のように使用できる機能、使用できない機能があります。

ChromeFirefoxSafariEdgeIE
ビデオの共有
画面を共有*
コンピューターのオーディオに参加******
電話でオーディオに参加
ミーティングホストコントロール
共有されているビデオを表示
共有画面を表示
リモートコントロールのリクエスト
ミーティング内チャット
クローズドキャプション
ウェビナーQ&A
共同ホスト
同時の画面共有の表示と共有*

*Microsoft Edgeでの画面共有には、Windows 10 ProまたはEnterpriseが必要です。これはWindows 10 Homeではサポートされていません。Windows 10 Homeを実行していて、画面を共有する必要がある場合は、ChromeまたはFirefoxの使用を推奨します。
**FirefoxやSafariでのコンピューターオーディオへの参加は、ウェビナー参加者のみが行えます。

以上、Zoom公式サイトより

Zoomアプリがブラウザ版より、優れている点

会議への参加方法がシンプルで簡単

ミーティングURLをワンクリックするだけで、Zoomクライアントが起動され、会議に参加することができるので、ブラウザからよりも、手順がシンプルで簡単なのが、アプリの持つメリットです。

ブラウザから参加するより、通信量が抑えられる

ブラウザからの参加と比べると、アプリを使った方がデータ通信量を少ないため、通話品質の安定にも繋がります。
これは、アプリをインストールした場合、Zoomの利用に必要データ類が、あらかじめてデバイス内に保存されていますが、一方ブラウザの場合は、その都度ダウンロードして読み込まなくてはいけない、という違いがあるからです。

ツールとしての安定性、操作性が高い

アプリは、ブラウザとは異なり、データ通信や操作性、セキュリティの面で、Zoomに最適化されているため、使用時の動作の安定性も高く、端末や通信環境の影響を受けずに、快適にWeb会議ができるよう、作られています。


当たり前ですが、専用に設計されたZoomアプリを使用した方が、機能の制限も無く、動作や通信の安定性も高いので、基本的には、Zoomアプリの利用をおすすめします。
ただ、冒頭でも述べた通り、「社内の規定で、会社のパソコンにアプリをインストールできない」や、「Zoomアプリの調子が悪い」といった事情があった時に、ブラウザからZoom会議に参加する方法を覚えておくと、役に立つと思うので、今回の記事を参考にして、一度試してみてください。

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