こんにちは、アバーインフォメーションの臼井です。
Web会議で、何かを説明する時に、Zoomの画面共有機能を使うと、相手に情報が正確に伝わりやすく、やりとりがスムーズにできますよね。
しかし、何かの操作方法や、パソコンの設定方法などを説明する際、操作マニュアルなどを画面共有するだけでは、なかなか相手に伝わりづらくて、困った経験はありませんか?実はそんな時に、ぜひ活用してもらいたい機能が、画面共有のオプションにある「リモート操作(遠隔操作)」機能です。
今回は、画面共有の機能とあわせて覚えておきたい、「リモート操作」機能の使い方を、紹介いたします。
「リモート操作」機能を使うために必要な、Zoomの設定
相手のパソコンをリモート操作するためには、相手側のZoomの設定で「遠隔操作」機能が「オン」に設定されている必要があります。
Zoomの初期設定では「遠隔操作」機能はオンに設定されていますが、もし機能が使えない場合は、以下の手順で相手にZoomの設定を確認してもらいましょう。
Zoomサイトにサインインし、「設定」ページへと入ります。
左サイドメニューの「設定」を選択し、ページを下方向にスクロールしていくと、「遠隔操作」という設定項目があるので、もし設定が「オフ」になっている場合は、「オン」に設定してください。
「リモート操作」機能の使い方
相手のパソコンをリモート操作するためには、リモートで操作したい相手のパソコンやアプリケーションなどの画面を、こちら側に共有してもらう必要があります。
リモート操作したい相手の画面を共有してもらう
まず、以下の手順で相手の画面を共有してもらいましょう。
Zoomクライアントのツールバーにある「画面を共有」をクリックし、表示された「共有するウィンドウまたはアプリケーションの選択」の中から、「画面」を選択すると、パソコン画面を相手に共有することができます。
リモート操作の許可を出す相手を選ぶ
リモート操作をしてもらう側のユーザーが、画面共有を行った後、画面上部に表示されたツールバーに「リモート制御」というアイコンが表示されるので、クリックします。クリック後、Web会議の参加者の名前が表示されるので、その中からリモート操作の許可を出す相手を選択します。
リモート操作の許可が出されると、上図のように許可が出されたユーザー側のZoom画面の上部に、「○○の画面をコントロールできます」と表示され、相手のパソコンのリモート操作が可能な状態となります。
リモート操作を終了したい場合は、画面を共有している側のユーザーが、Zoom画面上部にある「リモート制御」のアイコンをクリックし、表示された「コントロールを停止」というアイコンをクリックすると、リモート操作を終了させることができます。
リモート操作を行うユーザー側から、操作の許可を求める場合
上では「リモート操作をされる側」から、リモート操作の許可を出す相手を選ぶ方法を説明しましたが、「リモート操作を行う」側から、相手に操作の許可を求めることもできます。
リモート操作を行うユーザー側のZoom画面上部にある、「オプション」をクリックし、表示された項目の中から「リモート制御のリクエスト」を選択すると、相手にリモート操作の承諾を求めることができます。
今回紹介したZoomの「リモート操作」機能は、たとえば在宅勤務する従業員が使用するパソコンに、業務で使用するソフトウェアを遠隔でインストールして設定を行ったりや、Web制作会社がクライアントのWebサイトの管理画面を、リモートで操作して設定方法を説明したりなど、遠隔で相手に何か作業方法を教えたりする際に、大変役立つ機能ですので、皆さんもこういった機能を活用することで、テレワークの効率化を図ってみては、いかがでしょうか。
アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当
台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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