会議室にいる参加者を個別表示できるWebカメラ「VB342 Pro」

こんにちは、アバー・インフォメーションの臼井です。

コロナの感染拡大によって、一気に日本でもWeb会議やテレワークが普及し、さまざまな場面で日常的にWeb会議が活用されるようになりました。
気軽に遠隔にいる人たちとオンラインで会議ができるという、便利さを感じる一方で、たとえば会議室と会議室、あるいは会議室とテレワークのメンバーをつないで行うWeb会議の場合、会議室の全景を映すWebカメラの映像だと「参加者の顔・表情が見えにくい」といった問題を感じてる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「相手の顔・表情が見えにくい」という、Web会議でよく挙げられる問題の解消に役立つ、AVerのWebカメラ「VB342 Pro」について紹介いたします。

相手の顔・表情が見えないとWeb会議では「不安」につながる

Web会議中にカメラをオフにして、顔出しをしていない方もいると思いますが、相手の「顔・表情」がよく見えることは、円滑なコミュニケーションを図る上で重要です。

Web会議システムを週1回以上使用している、全国の20～69歳男女500名を対象に実施された調査(※)によると、Web会議の際に相手の顔が見えることで「コミュニケーションに安心を感じる」と回答した人は、全体の60.8%にも上り、多くの人が相手の表情やリアクションを通じて、安心感を覚えていることがわかります。
また、47.5%の人が「相手のリアクションが見えない」ことを「Web会議で感じる不安」として挙げていることから、相手の顔・表情が見えるかどうかは、Web会議でのコミュニケーションにおいて、参加者の安心感や不安に影響を及ぼしているのが見て取れます。

※出典：ソニー損保の「安心ってなんだ？研究所」

発表・発言をする必要のない立場でWeb会議に参加する場合、相手側の顔・表情が見えなくても、コミュニケーションに不安やストレスを感じることは無いかもしれません。しかし、自身がホストや発表者の立場でWeb会議に参加した経験がある人であれば、相手の顔・表情がよく見えないと、自分の話を理解してくれているのかが読み取れず、Web会議に不安やストレスを感じてしまうというのは、共感できるのではないでしょうか。

「顔・表情が見えにくい」を解決するVB342 Pro

遠隔の人たちとつないで簡単に話ができる、Web会議の便利さを感じる一方で、冒頭でも述べたとおり、会議室と会議室をつなぐWeb会議、あるいは会議室とテレワークのメンバーをつなぐ「ハイブリッド会議」でよく起こりがちな、「相手の顔・表情が見えにくい」というWeb会議ならではの課題をどう解決するかが、Web会議をより対面会議に近い感覚で、円滑に行うためにも重要となってくるのではないでしょうか。

今回紹介する「VB342 Pro」は、Web会議で参加者の「顔・表情が見えにくい」といった課題の解決に役立つ機能が搭載された、マイク・スピーカー一体型のWebカメラです。

まずは、「VB342 Pro」に搭載されている主な機能や製品の特徴について、見ていきましょう。

参加者を個別表示する「スマートギャラリー」機能

AVerのWebカメラで、本製品から搭載されるようになった新機能「スマートギャラリー」。
この機能は、会議室にいる複数の参加者を自動認識し、それぞれの参加者の映像を切り出し、テレビのワイプ画面のように、個別表示することができる機能です。
参加者が多いWeb会議の際など、参加者ひとりひとりの顔・表情が見えやすくなり、誰が発言しているのかがわかりやすくなるため、「相手の顔・表情が見えにくい」といった、従来のWeb会議の課題の解消に役立つ機能です。

スマートギャラリー機能では、参加者の個別表示の方式も参加人数などにあわせて切り替えることが可能となっており、「ヘッドショットモード」、そして「上半身モード」という2つの表示方式を使用することができます。

※本機能は、ソフトウェア「PTZ App2」で設定の有効化を行うことができます。
※スマートギャラリー機能を使った、参加者の個別表示は最大20名まで対応可能。

スマートギャラリー：ヘッドショットモード

スマートギャラリー機能のヘッドショットモードは、各参加者の顔アップの映像を切り出して個別表示するモードです。
ヘッドショットモードを使用した場合、各参加者の映像を個別表示するだけでなく、会議室の全景映像もあわせて表示することができるので、参加者の表情と会議室全体の臨場感を相手に伝えることが可能です。

スマートギャラリー機能：上半身モード

上半身モードは、参加者の上半身部分の映像を切り出して個別表示するモードです。ヘッドショットモードよりも、参加者の姿を大きく表示できるので、参加者の表情がより伝わりやすくなります。

以下の動画は、VB342 Proのスマートギャラリーの「ヘッドショットモード」、「上半身モード」をそれぞれ使用して撮影した動画です。実際に本機能を使用した際の様子を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

人物を常に画角内に収める「自動画角調整」機能

VB342 Proには、カメラの映像内にいる人物を自動検知し、人物が映像内に収まるように常に最適な画角へと自動調整を行う、「自動画角調整」機能が搭載されています。
会議中に参加者が移動したりや、会議の途中から参加者が増えた際など、場合によっては参加者が見切れてしまい、カメラの撮影位置を調整する必要が出てくることがあります。

「自動画角調整」機能をオンにしておけば、カメラ側で画角の自動調整を行い、常に人物が映像内に収まるようにしてくれるため、会議中にリモコン等でカメラ位置の調整を行う手間を省くことができます。

話者を追尾して撮影する「音声追尾」機能

話者の音声を検知し、自動追尾して撮影行う「自動追尾」機能を搭載。プレゼンターが発表する際や、参加者が発言する際などに、カメラを自動的に話者の方に向けるため、カメラ位置の調整操作で会議を中断することなく、会議の進行に集中することができます。

周囲の雑音・騒音を低減する「オーディオフェンス」機能

会議中に救急車やパトカーのサイレン音など、室外の雑音・騒音がWeb会議に入り込んでしまうことがよくあります。
「オーディオフェンス」機能は、Webカメラの画角外で発生した雑音・騒音などの音声を低減させることができる機能で、Web会議の妨げになりかねない、周囲からの雑音・騒音も本機能を使用すれば、低減させることができるため、周囲からの騒音・雑音の入り込みによるストレスを減らすことができます。

設置場所に合わせてマイク・スピーカーの増設が可能

VB342 Proの内蔵マイクの集音範囲は直径約8mあります。また、マイクには発言者に対して集中的に集音を行い、相手側にクリアな音声を提供する「ビームフォーミング技術」が採用されているため、一般的な小・中規模会議室であれば、参加者の音声を問題なく集音することが可能です。

設置する会議室の広さやレイアウトに合わせて、マイクまたはマイク・スピーカーの増設(オプション販売品)にも対応しているので、設置環境にあわせて集音範囲を柔軟に調整することができます。

LAN(IP)を通じた遠隔操作・管理が可能

VB342 ProはLAN(IP)を通じた遠隔操作・管理に対応しており、Webカメラの専用管理ソフトウェア「EZManager 2」(AVer公式サイトよりダウンロード可能)を使用することで、各会議室に設置された複数台のVB342 Proの操作や設定管理の変更、ファームウェアのアップデートなどが遠隔操作で一括管理・運用することができます。

社内の各会議室に設置されたVB342 Proの設定変更やファームウェアのアップデートを行うために、各会議室を回って1台ずつ対応する必要はなく、遠隔で一括操作・管理ができるため、Webカメラの管理・メンテナンスに伴う、機器の管理担当者の作業負担を大幅に減らすことができます。

コロナの感染拡大によってWeb会議の利用機会が急増し、わたしたちのWeb会議の「経験値」も一気に上がった結果、多くの人が「とりあえずWeb会議ができればOK」から「Web会議をより快適に」と、Web会議の質を重視するようになってきているのではないでしょうか。
Web会議の質を高めるために、画質や音質といった面につい着目してしまいがちですが、そういった機能だけでなく、「相手の顔・表情がよく見える」といった点も、Web会議の質を高め、対面会議に近い感覚でやりとりを行うためにも、鍵となっていくのではないでしょうか。

アバー・インフォメーションでは、今回紹介したWebカメラ「VB342 Pro」をはじめとして、各Webカメラのオンラインデモや、デモ機の貸出を承っております。
ご希望の方は、以下リンク先のお申し込みページより、お申し込みください。

臼井 伸一

アバーインフォメーション株式会社 Webマーケティング/「WEB会議DEどうでしょう」制作・執筆担当

台湾のWebマーケティング企業で、Webディレクターとして現地企業のWeb制作ディレクションや、Webマーケティングセミナーの講師などを担当。日本に帰国後、訪日外国人向けWebメディアの編集チームに加入。主に繁体字中国版の編集ディレクターとして、コンテンツ企画等を担当。現在は、アバーインフォメーションのWebマーケティング担当として、「WEB会議DEどうでしょう」の運営、記事執筆のほか、さまざまなPR施策を担当しています。
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